平成29年3月10日 西武HDが会員制ホテル 富裕層向け20施設

平成29年3月10日 西武HDが会員制ホテル 富裕層向け20施設

2017年03月10日(金)2:41 PM

西武ホールディングスは会員制ホテル事業に参入する。2019年度から最大2000億円を投じて全国のリゾート地に約20施設をつくる。金融機関の調査では国内の富裕層は今後5年間で3割近く増えるとの予測もある。ホテル運営のノウハウを生かし富裕層の需要を取り込む。会員制ホテルは軽井沢や北海道といったリゾート地に西武HDが持つ土地に建てる。年間1カ所のペースで投資額は1000億~2000億円規模になる見通しだ。


会員制ホテルは会員権を買った人やゲストが使える施設。別荘を持つ感覚でホテルのような快適なサービスが受けられる点が人気だ。リゾートトラストや東急不動産が手がけており、日本生産性本部によると15年の市場は前年比1割超増えた。契約の種類は複数あり建物の権利を一定期間貸す方式は初期費用が700万~1200万円、年会費15万~20万円が一般的。西武も同様の価格帯で販売するもようだ。スイス金融大手クレディ・スイスの調査によると、100万米ドル(約1億1500万円)以上の純資産を持つ日本の富裕層は16年で約280万人。1年前より70万人以上増えており、今後5年で27%膨らむ見通しだ。



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