平成30年6月4日 食を前面に 阪神梅田本店が新装

平成30年6月4日 食を前面に 阪神梅田本店が新装

2018年06月04日(月)4:38 PM

阪神百貨店梅田本店が新たに完成した隣接のビルに移転し1日、新装オープンした。今後、旧ビルを取り壊して一体的な開発を続け、2021年の全面開業を目指す。すぐ北で同じグループの阪急百貨店梅田本店が営業するが、阪神は食と暮らしの「日常」、阪急は衣料品を中心とした「非日常」と色分けし、相乗効果を狙う。


阪神の旧梅田本店が入居していた大阪神ビルなど2棟は「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」として一体的な建て替え計画が進められている。新装の梅田本店が入るのは御堂筋に面した東側の1期部分(地上13階建て)で、地下1回~地上9階が売り場となる。


壁面から自然光が差し込む設計で、現時点での売り場面積は建て替え前の半分程度の約2万7000平方メートル。「食の阪神」を前面に押し出し、従来は婦人雑貨や装飾品が主体だった1階に人気のパン屋を集めた「パンワールド」や、約400種類のワインを試飲できる「リカーワールド」を設置。地下には、名物だった立ち食い飲食店街「スナックパーク」が13店舗で3年ぶりに復活した。


梅田本店は今後完成する建物にも入居し、全面開業は21年秋を予定している。この時点で売り場面積は建て替え前(約5万3000平方メートル)と同程度に広がる予定。さらに上層に地上38階のオフィス部分を整備し、ツインタワーズ・サウスとしての建設完了は22年春の見通し。



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