平成27年11月2日 新卒の離職理由

平成27年11月2日 新卒の離職理由

2015年11月02日(月)11:01 AM

入社1年目の社員が早々に退職をする件数が、右肩上がりに増えています。
「そもそも希望の会社でなかった」「やりたい仕事をさせてもらえない」「イメージと違った」「希望した配属先ではなかった」など、退職理由はさまざまです。

 

その中でも、ここ数年で現れ始めた理由に「会社の電話に出られない」というものがあります。
会社にかかってきた電話に自ら出て、話をしたり、取り次いだりするのが怖く、次第に会社に行くことすら辛くなる…というものです。

「こんな理由、少し前までは考えられなかった!」「ゆとり世代は打たれ弱すぎて困る!」と思われる方も少なくないでしょう。

しかし、ここ十数年では、防犯上、家庭の電話機に子ども出さないという方針の家庭が増えました。

また、ナンバーディスプレーが普及したのと同時に「知らない番号からの電話には出てはいけない」と教育される家庭も増える傾向にあります。

 

さらに携帯電話が普及したことで、子どもたちも物心つけばパーソナルな携帯端末を持つのが一般的に。

すると、電話は基本的に自分に用事がある場合しかかかってきません。

画面上で誰からの連絡か瞬時にわかるので、挨拶なしにいきなり話し出すことが可能であるうえ、出るか出ないかも自分の都合で決められるわけです。

 

それが会社に入った瞬間、誰からかかってくるか、どんな用件か、まったくわからない電話に対応することを求められるのです。

緊張はマックスになり、「電話の音が鳴るだけで冷や汗が出る」と訴える人もいます。

 

このように、そもそも電話というものへの接し方が劇的に変わった若い世代が増えているようです。

 

(東洋経済オンラインより)



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