平成28年2月16日 名古屋駅前、激しい人材争奪戦 相次ぐ施設開業で採用難

平成28年2月16日 名古屋駅前、激しい人材争奪戦 相次ぐ施設開業で採用難

2016年02月16日(火)4:38 PM

東海地方の産業界で、人材の獲得競争が激しくなっている。

厚生労働省が29日発表した昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は、岐阜県が全国3位、愛知県は4位で、ともに1.6倍前後の高水準だった。 好調な製造業に加え、パートやアルバイトに頼る飲食・サービス業で人手不足が強まり、就職支援会社も活発に動いている。

 

25日、名古屋駅前の「大名古屋ビルヂング」で合同就職面談会が開かれた。 面談会はこのビルにテナントとして入る飲食・小売り関係の26社が対象で、仕事を求める約200人が集まった。 名駅地区ではパートやアルバイトが不足し、平均時給は千円を上回る。 大名古屋ビルでは3月にオープンする商業施設部分だけで約千人の雇用が生まれ、面談会では「時給1500円」をうたう企業もあった。 名駅地区では昨年秋、大名古屋ビルとJPタワー名古屋が完成したほか、JRゲートタワーも来年春に開業予定だ。

 

こうした求人ラッシュは、東海地方の基幹産業である自動車関連の好調さなどと相まって、有効求人倍率を押し上げている。 採用難は正社員でもみられ、非製造業を中心に中途採用を増やす動きが目立つという。



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