平成28年2月16日 東芝がパソコン生産撤退へ 中国工場売却、富士通などに委託
2016年02月16日(火)4:39 PM
経営再建中の東芝が富士通とVAIO(バイオ)とのパソコン事業の統合に向けて、中国・浙江省にある杭州工場を売却し、生産から全面撤退する方向で調整していることが15日、分かった。
中国企業と売却交渉を進めている。事業統合した後も各社のブランドは維持し、東芝は「ダイナブック」の生産を富士通とVAIOの工場に委託する。設計と開発に専念し、生産コストを抑える狙いだ。
現在、東芝と富士通、VAIOの3社は事業統合に向けて協議を行っており、持ち株会社を設立し、傘下に3社のパソコン事業会社を置く方向で調整している。3社とも年度内に事業統合に基本合意したい考えだが、東芝の杭州工場の売却交渉次第で遅れる可能性もあるという。また、3社は持ち株会社の出資比率についても協議中。東芝と富士通は資産を軽くしたい方針で、出資比率をなるべく抑えたい考えだ。
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