平成28年3月18日 東芝の白物家電、中国勢傘下に…事業売却で合意
2016年03月18日(金)2:27 PM
経営再建中の東芝は17日、洗濯機などの白物家電事業を、中国の家電大手「美的集団」に売却することで基本合意したと発表した。売却額は数百億円とみられ、3月末までの最終合意を目指す。
台湾の 鴻海 ホンハイ精密工業に買収される見通しになっているシャープに続き、日本の家電市場をリードしてきた東芝の白物家電もアジア企業の傘下に入る。日本の家庭を支えてきた東芝の白物家電が中国勢に買収されることは、日本の電機産業の苦境を象徴するものとなる。
東芝は、白物などの家電の子会社「東芝ライフスタイル」の株式の過半を美的に売却する。
美的は、東芝ブランドを維持して家電を販売するほか、国内外にある製造拠点の閉鎖や人員削減は行わない方向だ。東芝ライフスタイルのテレビ事業は、東芝グループに移して事業を継続する。
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