平成28年10月28日 3年内離職、大卒の3割 厚労省調べ 不本意な就職なお多く

平成28年10月28日 3年内離職、大卒の3割 厚労省調べ 不本意な就職なお多く

2016年10月28日(金)5:05 PM

厚生労働省は25日、大卒で就職後3年以内に仕事を辞めた人の割合が、2013年3月の卒業者で31.9%になったと発表した。前年の卒業者に比べて0.4ポイント低下で、同省は「ほぼ横ばい」と分析。4年連続で離職率が30%台で推移しており、依然として不本意な就職をした人が多数いるという。

 

業種別にみると、宿泊・飲食サービス業が50.5%と最も高く、生活関連サービス・娯楽業が47.9%、教育・学習支援業が47.3%と続いた。一方で、電気・ガスなどインフラ業は8.5%で唯一の1桁台だった。企業の規模別にみると従業員千人以上の場合は23.6%なのに対し、5人未満だと59.0%で小規模ほど離職率が高い。

 

同じ13年春の高校卒業者で3年以内に仕事を辞めた人は40.9%で、前年より0.9ポイント上昇した。同省は「大卒と比べて高卒は求人環境が良く、転職しやすいことが背景にあるのではないか」とみている。



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