平成30年2月27日 味の素 1日7時間労働を目標に

平成30年2月27日 味の素 1日7時間労働を目標に

2018年02月27日(火)2:34 PM

味の素は年間の平均労働時間を、2020年度までに1750時間(17年度見込みは1830時間)、1日の所定労働時間を7時間(同7時間15分)に、それぞれ短縮する目標を定めた。17年度に進めた会議の減少やテレワーク推進、ペーパーレス化で一定の成果が得られた。18年度以降は人工知能やICTを活用した業務標準化などを目指す。19年度にグループ共同の基幹システム稼働も計画する。

 

味の素はグローバル企業を目指す観点から、労働時間短縮やダイバーシティーの取り組みを進めている。テレワークや、役員会議ペーパーレス化などオフィスワーカーの生産性向上はかなり浸透してきたとみており、今後は工場など生産現場の改善を進める。

 

国内食品は味の素、クノール食品、味の素パッケージングの3社で工場統合やICT・自動化を進めており、これらの動きとも連動を図る。グループ会社で別々だった業務システムを統合し、小売店や得意先への提案活動など、迅速に対応できるようにする。

 

サテライトオフィスも有効活用し、時間や交通費の節約を図る。また「必要のない人も含めて会議を行ったり、必要ない人へも一斉でメールを送ったりする例も多分にあった」(栃尾雅也取締役専務執行役員)とし、洗い出しや見直しを進める。



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