平成28年4月26日 ヒューリック、東京・台場のホテル買収

平成28年4月26日 ヒューリック、東京・台場のホテル買収

2016年04月26日(火)2:47 PM

不動産大手のヒューリックは、東京・お台場の大型ホテル「グランパシフィック LE DAIBA」を京浜急行電鉄から5月に取得する。買収額は600億円超とみられる。

運営もホテルオークラに切り替え、2020年の東京五輪に向け訪日外国人需要を取り込む。

周辺には東京五輪で使うビーチバレーなどの競技会場の設置が計画されている。
都市未来総合研究所によれば、日本企業がかかわったホテル取引の最高額は01年の東京全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)で507億円。ヒューリックは買収資金を借り入れで賄う。

現在は京急子会社が運営し、室料は安い部屋で1泊1万円前後と周辺ホテルの半分以下。
買収後はホテルオークラの持つ高級ホテル運営のノウハウを生かし、客室単価を引き上げる。従業員はオークラが引き継ぎ、名称はオークラのブランドに衣替えするとみられる。
ヒューリックは土地・建物をオークラに賃貸し、収益を得る。お台場地区には訪日客に人気の商業施設が集まり、安定した収益源になるとみている。



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