平成27年12月2日 ホンダ、定年65歳に延長へ 大手で初
2015年12月02日(水)4:32 PM
ホンダは30日、国内の従業員約4万人の定年を60歳から65歳に延長する方針を明かした。
60歳以上を雇う制度は今までもあったが、給料はそれまでの半分で、負担の重い海外駐在もさせないと労使で取り決めていた。
新制度では8割程度の給料を保証。
新興国を中心に海外にも派遣し、経験を生かしてもらう考えだ。
ホンダによると、定年の65歳への延長は自動車大手では初めて。
労働組合とは大筋で合意しており、2016年度中の導入をめざす。
現状の再雇用制度よりも給与の削減幅を緩やかにしてシニア社員の労働意欲を高める。
今後、少子高齢化で労働人口が減るうえ、厚生年金の支給時期も2025年までに現状の61歳から65歳に引き上げられる。
労働力確保のため、定年延長に踏み切る動きが大手企業に広がりそうだ。
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